「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ」です

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著者は旅行作家の下川裕治さんです。
下川さんの本は、過去に何冊か読んでます。
どれも面白かった印象があるのですが
この本も非常に面白かったです。

タイトルどおり、ユーラシア大陸を鉄道で
横断するわけであります。
わざわざ面倒な事をあえてするわけでして
このあたりは本能というかDNAレベルで
苦難な旅を求めてるんですよね(笑)

道中、前の電車が爆弾テロに巻き込まれたり、
国境を超えるたびに、ひたすら待たされたり
あちこちたらいまわしされたり、ビザの発券で
揉めに揉めたり、はたまた完全にビザが切れた
状態で潜伏し、起死回生の裏技を使ったりと
とんでもない旅です。
読んでると、あらためて西側諸国の快適さが
わかるというか、日本なんて、まさに天国ですな。

この下川さんと同行してる写真家の阿部さんは
自分たちの事を「鉄道旅行のプロ」と自認してます。
それに関しては誰も異論を挟まないですね、
本を読んだら。そんな鉄道旅行のプロの二人から
見ても、やはり中国というのは非常にめんどくさい
国だそうです(笑)
国民性という言葉で済ませれば簡単ですが、
私も本を読んでて、中国とかキツいな~、
なんて思いました。それとロシアもそうですね。
そう考えるとユーラシア大陸の大半が
中国とロシアでして、そこを横断するのは
キツいよな~、なんてあらためて思います(笑)

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