「エモーションズ・タロット」を手に入れました
今週の「1週間の運勢」で使用済ですが
きちんと紹介させていただきます。
いつもの流れで(どんな流れだ?)、タロットカードの
オンラインサイトで新着商品をチェックしてたら
面白そうなものが見つかりました。
「エモーショズ・タロット」という、宝石の
コーディネーターなどをされてる方が製作された
デッキのようです。大アルカナ(22枚)のみ。
~以下、製作者の方のお話~
22枚の大アルカナカードが微笑んでいるタロット
大アルカナのカード22枚をウエイト_スミス版をもとに擬人化し、
22名のキャラクターにしました。
カードを引くとまるで誰かと対話しているような
気持ちになります。
「EMOTIONS」を手にした方がそれぞれのカードに
お気持ちを重ねて楽しんで頂けるよう、
全てのカードを主役として描きました。
22枚の中でお気に入りのキャラクターを見つけて頂けたら幸いです。
きちんと印刷された厚紙による手書きの
解説書と一緒に、なぜかそれをカラーコピーしたものも
同梱されてました。
正式なものは箱の中に入れておいて、普段はカラーコピーの
ほうを使ってください、という事でしょうか。
なかなか親切な造りであります。
カードの大きさは、本家ウエイト版と
まったく同じ大きさです。
ツルツルとした手触りでコーティングされてますが
個人的には、あまり好きな感じではありません(笑)
それと、裏面は正位置、逆位置がわからない仕様に
なってるのは良い点なのですが、デザインが少し
安っぽく残念。もう少し、こだわってもらいたかったです。
それではカードの紹介です。
22枚の大アルカナだけですので
順番に全部お見せします。
このように、人物の顔だけが描かれたカードです。
このスタイルは、世界中に数多くタロットカードが
ある中で異色というか、特異な部分でして
このエモーションズ・タロットの最大のウリであります。
私の購入ポイントも、ただそれだけでして
単純明快です(笑)
0 裕福な家柄の「愚者」
1 希望に満ちている「魔術師」
2 ROCKが大好き「女教皇」
このように解説書に書かれてまして
製作者の方のインスピレーションに沿って
カードがデザインされてます。
顔(上半身)だけですが、細かいモチーフで
差をつけています。
「魔術師」のイヤリングは、よくよく見ると
ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4つの
スートが描かれていたりして芸が細かいです。
それと、上半身だけなのに、どのカードを描いてるのか
なんとなく想像できるのも素晴らしいです。
また、身に着けてる帽子とか、アクセサリーなどに
ついても解説が加えられており、製作者の方は
自分自身も楽しんで作られた事がわかります。
3 「女帝」
4 童顔を気にする「皇帝」
5 ジュエリーが好きな「教皇」
なぜか、オリジナルの設定が「女帝」には
ついていないのですが、優雅であり母性的な
「女帝」の表情がうまく表現されております。
6 よく似ている「恋人たち」
7 「戦車」
8 「力」
このデッキに描かれてる人物は全員女性だと
思うのですが、「戦車」は中世的な感じですね。
それとも男性なのかな?
それにしても、色だけ(それと葉っぱ)で
「力」のカードをイメージさせるのは見事です。
9 瞳がキレイな「隠者」
10 「運命の輪」
11 「正義」
「運命の輪」は、本家ウエイト版で唯一、ちゃんとした人物が
描かれていないので、これは正真正銘のオリジナルデザインです。
(まあ、死神や悪魔、塔などもそうですが)
パッと見で、私は「戦車」を想像してしまいましたが
よくよく見ると、アクセサリーのモチーフなどを確認すると
紛れもなく、これは「運命の輪」である事がわかります。
12 「吊るされた(い)男」
13 仕事に誇りを持っている「死神」
14 「節制」
このあたりから、見ごたえのあるカードのオンパレードです。
唯一、逆さまになってたり、唯一目をつぶっていたりするのも
そうですが、個人的には「死神」の可愛らしさは格別です(笑)
イヤなカードを引いた時でも、このエモーションズ・タロットなら
イヤな気分になりません。
15 とても魅力的な「悪魔」
16 「塔」
17 「星」
「塔」がつけてるイヤリングには
雷と棒人間がデザインされており、
これまた本家のデザインをうまくアレンジしてますね。
18 「月」
19 「太陽」
20 「審判」
この3枚は、小物の使い方が素晴らしい。
「太陽」には、ひまわりのネックレス、
「審判」にはラッパのイヤリングと
なかなか凝ってますが、極めつけは「月」の
首に巻くザリガニのストール(笑)
これには、やられました。
21 「世界」
タロットカードの中でもっとも力が強い
「世界」のカードなのですが、このエモーションズ・タロット
でも、極めてシンプルでありながら明らかに格上感が
漂うデザイン、色使いでして、最後を締めくくるには
もってこいの1枚に仕上がっております。
いや~、このタロットカードは素晴らしいですね。
今までいろんなカードを所有してきましたが
製作者の方のこだわりが詰まっており
それでいて、本家ウェイト版のイメージは損なわず、
それでいてオリジナリティに溢れております。
「すべてのカードを主役として描きました」という
言葉は非常に説得力があります。
とくに占いよりも鑑賞用としての比重が高い私としては
満足度が非常に高いデッキであります。
22枚、どのカードも非常に魅力的ですが
しいて挙げれば、「女教皇」ですかね。
清純でいて理知的な美しい表情や
色使いもいいのですが、何よりも
「ROCKが大好き女教皇」という設定がナイスです。
そう言われれば、ROCKが好きそうな顔をしてるように
見えてきます。というか、間違いなく
ROCK好きでしょう(笑)
この記事へのコメント
これはいいですね、もう、グッと来まくりました(笑)。
特に気に入りましたのは、「悪魔」のカード。
こんな悪魔となら契約を結んで魂を差し上げてもいい!
ところで、悪魔と契約して最後に魂を取られるのって、そんな悪い話なんですかね?
殺される訳じゃないなら死後に魂くらいあげますけど、て思うのですが、それは非キリスト教徒の発想なんでしょうね。
悪魔に魂を渡してしまったら、天国に行けず、最後の審判の日を迎えることもできないから、ということなのか。
日本的にいうなら、悪魔と契約すると結局は畜生道に落ちる、みたいな?
私も「悪魔」のカードは大好きです。
なにしろ、この22枚の中で一番、
普通の美人ですからね(笑)
それと「女帝」も捨てがたいです。
タロットにおいて、「悪魔」のカードは
なかなか興味深いですよ。
人間の男女が首に鎖が巻かれて繋がれてるのですが
その首の鎖は、緩くしめられてるので、
逃げようと思えば逃げれるのに、なぜか逃げない(笑)
自堕落な道を選んでしまうんですよね~。