「喪黒福次郎の仕事」です

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レジェンド藤子A先生の
「笑うセールスマン」のスピンオフ作品というやつですね。
主役は喪黒福造の弟の喪黒福次郎になります。
お兄さんの方は、「ど~ん!!」なんて感じで
相手を破滅に追い込むのですが、弟の方は
その逆でして、破滅しそうになってる人を
窮地から救うわけですね。
まあ、やってる事は似てるけど、実は真逆というのが
面白いです(笑)

漫画自体は・・・・・
まあ、正直なところ、レジェンド漫画家の
「お遊び」というか、依頼があったから、とりあえず
描いてみた、なんて感じです。
これは、傑作「まんが道」の続編である、
「愛…しりそめし頃に…」と似てまして、
巨匠の「お遊び」に対して、我々一般人は
ただただ平伏すのみであり、読めるだけで感謝、なんて感じでして
何度も繰り返して読むものではなく、なんて(笑)
ですから、「愛…しりそめし頃に…」は売却してしまいました。

そうはいっても、そこはレジェンドの藤子A先生ですから
飲み屋や麻雀、ゴルフといった、F先生の真逆の
ネタは満載であり、充分楽しめる内容となっております。
また、お兄さんの喪黒福造は太々しいけど
弟の福次郎は性格が穏やかだから愛らしいですね。
そして、藤子A先生の描く、飲み屋のホステスさんたちの
色っぽさは格別!(笑)
こんな美人なら騙されてしまうよな、なんて思う箇所多数です。

唯一、注文をつけるちしたら(私がA先生に意見するというのも
恐れ多い事ですが)、1話だけでもいいから、
喪黒福造と福次郎の共演を見たかったですね。
定番のBAR「MANOS」が出てきたから
期待しましたが、なくて少し残念でした(笑)

この記事へのコメント

2025年05月16日 10:29
これはだいぶ前に図書館で借りて読みましたが、まあ面白かった……ですね。
おっしゃる通り、巨匠のお遊びを楽しむ、みたいな作品で王道ではありますまい。
やはり狙われた顧客(でいいのかな?)が不幸にならないと、マンガとして成立しないんでしょうね。
というか、読者が満足しない。ああ、なんて残酷で意地悪なわたしたち!!(笑)

喪黒兄弟の共演も面白そうですが、双方の働きで結果は中和して、結局なにもしないのと同じになったりして。

福次郎さんの仕事で唯一覚えているのは、社宅で奥様たちの賭けマージャンの現場に「警察だ!」と踏み込むところかな。
ほかのエピソードは一切覚えていません。
福造さんのエピソードは、色々と覚えているのですが……。

2025年05月17日 10:07
しろまめさん、どうもです。

本家の「笑うセールスマン」は
何度でも繰り返して読みたくなるんだけど
このスピンオフ作品は、正直なところ・・・、
なんて感じです(笑)
そう考えれば、島耕作関連もスピンオフ作品は
何一つ心に残るものはないですね。
そうするとカイジ関連って、結構優秀かも
しれません(笑)

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