"小説"の記事一覧

「青春の門」とはなんだったのであろうか?

五木寛之先生の長編小説、 青春大河小説の金字塔である、「青春の門」を 読破しました。 まあ、正確に言いますと完結しておらず、文庫では 9巻まで出ています。  ①筑豊篇  ②自立篇  ③放浪篇  ④堕落篇  ⑤望郷篇  ⑥再起篇  ⑦挑戦篇  ⑧風雲篇  ⑨漂流篇(新・青春の門) 正確に言います…
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「そして、バトンは渡された」です

瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を、 ようやく読む事ができました。 「令和最大のベストセラー」なんて煽り文句の おかげかどうか、売れに売れた小説のようです。 もう5年以上前の小説ですが、本屋さんでは いまだに平積みされPOPもつけて販促強化されてます。 3年前ぐらいに映画化もされてるの…
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「ミッドナイト・ジャーナル」です

著者は本城雅人さんです。 この小説は非常に面白かったです。 舞台は、新聞社であり、主人公含め 多くの様々な部署にいる新聞記者が出てきます。 事件は、女児殺害事件でして、大誤報を 打ってしまった事により、関わった記者たちが みんな第一線から外され、悶々としてる中で またあらたな連れ去り事件が発生しました。 ひょ…
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「絶望ノート」です

著者は、歌野晶午先生です。 事前情報0でして、完全にまっさらな状態で 手に取りました。 ブックオフの書棚で、「絶望ノート」というタイトルと 本の分厚さが気になり、とりあえず買ってみたものです。 なかなか面白かったです。 主人公は中学2年生の男の子でして クラスメイトから、イジメを受けています。 周りから見れば…
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やっぱり自分自身で正しく評価しなければいけませんね

ドイツの作家、ミヒャエル・エンデの児童文学、 「MOMO(モモ)」です。 「20世紀後半の最も注目すべき小説の一つ」であり、 1973年出版されたにもかかわらず、 見事に現在の悪夢的な状況を予言していると 高く評価されている作品です。 この「モモ」はブックオフの児童書コーナーで 必ず1冊は見つける事が出来ます。…
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売れたのには理由がある、「ぼくらの七日間戦争」

以前に紹介した記事(過去記事はこちらです)で 取り上げましたが、「ぼくらの七日間戦争」を読みました。 昔から映画含めて名前は知ってましたが ちゃんと読むのは初めてです。 ほぼ情報ゼロ状態というか、 ちょっと青臭いイメージの映画の影響からか、 少し軽く見てました。 実際読んでみましたが、これは優れたジュニア小説と…
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「鎌倉江ノ電殺人事件」です

先日、山村美紗先生に関する本を読みまして その流れで先生の本をブックオフで探したのですが 置いていませんでした。 その代わりと言っては何ですが、盟友の西村京太郎先生の 本がたくさんあったので、取り急ぎ1冊購入したのです。 西村先生の本(鉄道ミステリーというやつ)は 過去に何冊か読んだ記憶があるのですが ほとんど…
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フィリップ・K・ディックに手を出してみます

SF界の大物中の大物、 まさに真打ち登場といったところで フィリップ・K・ディックです。 ガイドブックというかファンブックのような 文庫本を見つけたので買ってきました。 ディック原作の映画はいくつか観てます。 思い出してみただけでも、 「ブレード・ランナー」、「トータル・リコール」、 「マイノリティ・レポート…
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「ドールズ」シリーズがコンプリートです

高橋克彦先生の「ドールズ」です。 私は高橋先生の小説は読んだ事はありませんでしたが 以前から、お名前は知っておりました。 小説「バトル・ロワイアル」が 日本ホラー小説大賞の最終候補に残った時に 審査員の方たち(荒俣宏、林真理子、高橋克彦)が 酷評したんですよね。 「非常に不愉快」 「こういう事を考える作者…
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非常に面白かった「少年H」です

妹尾河童さんの、大ベストセラー小説である、 「少年H」を今更ですが読みました。 とても面白かったです。 「少年少女にも読んでもらいたいので  漢字には全てルビをふった」との事。 たしかに子供に読んでもらいたいと思うし、 子供でも充分楽しめると思います。 舞台は第二次世界大戦真っ只中でして 主人公は妹尾さん自身…
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「少女A」です

ブックオフで、何か面白い本はないかな? なんてブラブラ探してる時に、タイトルに 惹かれて手に取りました。 新堂冬樹先生の「少女A」です。 幼い頃から女優になる事を目指していた少女が 大手芸能プロの主催するオーディションで 挫折を味わうのですが、タイミングよく声をかけてきた スカウトに藁をもすがる思いで、ついてい…
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「麻雀放浪記」を少しずつ買い揃えていく

何回読んだか数えきれないぐらい 読み返してきた、ギャンブル小説の金字塔、 阿佐田哲也先生の「麻雀放浪記」です。ちなみに 先生の小説はどれも面白いですが、「麻雀放浪記」と 並ぶぐらいの傑作として「ドサ健ばくち地獄」も お勧めです。 双葉文庫バージョンを集めておりまして 目出度くコンプリートとなりました。 ちなみ…
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「アド・バード」です

椎名誠さんのSF小説、「アド・バード」を 久しぶりに読みました。 高校~大学ぐらいの頃、友人の影響で 椎名誠さんにハマりまして、たくさん読んだのですが この「アド・バード」は、もともと大のSF好きである 椎名さんが手がけた本格的SF小説でして、 彼の小説の中でも一番長い作品なのではないでしょうか? この「アド・…
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「探し物は恋なんです」です

間違いなく女子が主人公で読者も女子なのですが 表紙につられて購入。いわゆるジャケ買いです(笑) 全部で6つの短編からなるのですが 登場人物は微妙にかぶってます。 ある中心的な物語があり、その周囲の人たち(全部女子)の それぞれの恋愛スタイル、なんて感じです。 「あ~、この時の子が今度は主人公か~」なんて感じ。 …
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「暗幕のゲルニカ」です

原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」を読みました。 以前に、「楽園のカンヴァス」を読んでて非常に 面白かったのですが、この「暗幕のゲルニカ」も 非常に面白かったです。 舞台は、ピカソがこのゲルニカを製作してた頃と 現代(同時多発テロ事件が起きた頃)の2つの次元が 交互に展開されていき、やがてそれは一つの点となって …
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男子高校生とボッコちゃんの関係

女子高生の美少女好きと思われてる私ですが イケメン男子高校生も好きだったりします。 ようは若い子が好きなのですね。 まるでアンドレイ・チカチーロですな。 (チカチーロについては各自でお調べください) そんな中で行きつけの本屋で高校生のイケメンを発見。 今の男の子は、とにかく細く、顔が小さく、肌はツルツルで 手足…
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衝撃的な「ラバー・ソウル」です

井上夢人さんの「ラバー・ソウル」を読みました。 なんか面白い本はないかな?なんて感じで ブックオフをブラブラとしてた時にタイトルに 惹かれて手に取ってみました。 少しページをめくってみると ザ・ビートルズのアルバム、「ラバー・ソウル」の 曲順で章が分かれております。 A面、B面のラストにはボ…
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「ゲド戦記」チャレンジしてみます!

よくよく考えてみると、私はファンタジー小説 というものを、ちゃんと読んだ事はありません。 あれだけ世界的に人気のある、ハリーポッターも どんな内容なのか、さっぱりわかりません。 SFなんかもそうです。私にとってのSFとは 藤子F先生のSF(少し不思議)だったりします。 そんななかで、ファンタジー小説の王道でもある…
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「黒革の手帖」です

御存知、松本清張先生の傑作、 「黒革の手帖」です。 何度もテレビドラマ化されるほど 人気のある作品です。 いや~、非常に面白かったです。 松本清張先生の小説は、どれも面白いけど この「黒革の手帖」は、普通の犯罪小説とは 少し違った感じであり、最初から最後まで 飽きることなく一気に読破しました。 そういえ…
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「三千円の使いかた」です

昔から本屋さんの平台に積まれてて 今も積まれたままであり、煽る様なPOPも ついてて、とにかく「読んでみたいな~」なんて 思ってた本でした。 ただ、ブックオフでも一切セール価格にならず それでいて、必ずどこのブックオフでも ベストセラー作品を集めたコーナーの見やすい位置に この「三千円の使いかた」が並べてあります。…
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